その9.「VOXのギター"phantom"を自作!製図編」 

※参考程度にご覧いただいて、作業は自己責任でお願いします。 


気になるギターを発見!VOXが出したトラベルギター「アパッチ」です。

オリジナルは1960年代に発売されていましたね。
正面写真が載ってるA4広告をゲットできたのが事の始まり!これで図面が作れそうです。

【図面を作ろう!】
まず、広告のギターの0フレットから12フレットまでを計測します。54.5mmでした。
今回は在庫の中にミディアムスケールのメイプル1ピースネックを発見!使わない手はないですね。
ミディアムスケール(314mm)はギブソンスケールとも言われます。ふたつの数字から比率計算すると5.76倍ね。

5.76倍かぁ、とブツブツ言いながら物差し持参でコンビニへ向かいます(笑)。
確かコンビニのコピー機は拡大限度が4倍だった気が…。

必要な部分だけ拡大コピーを繰り返して実寸に近づけます。最低でも12フレット以降を拡大すること。
写真はB5→A3サイズを3度コピーし拡大した状態です。A3用紙いっぱいくらいの大きさになったところでスケール計測します。
計測すると12フレットからブリッジまで237mmなので、あと1.32倍すればOK!
じゃあ最初の5.76って数字は…なんて言わないこと。

ここからはA3サイズ一枚で収まらないのでA4×2枚で張り合わせて完成。
置いてある60cm定規と比較してみてください。実物より少し大きいかなぁ、ぐらいが正解。
ボディにアール(角を落として丸くする)がついていないと大きく見えますから。

ネックを置いてみました。バッチリ実寸です!完璧&ヤバいね~♪ (ここで満足してしまうと終了・笑)
ここまできたらヘッド形状も変更しないとね。ナットがロックナット仕様になってるのをどうするか…
ピックアップのレイアウトは?ブリッジはどれにする?…あーだこーだと、楽しいひとときです♪

つづきます→