「マーシャル・ミュージアム・ジャパンに行ってきました!その3」

なんとジェフ・ベック本人が使用していたフェンダー・ストラトキャスター!

当時の新聞記事がイイ雰囲気です。3トーン・サンバーストの赤が退色したアルダーボディにメイプルネック。
指板はもちろんハカランダ。とても深みのある色です。しかもこのギターを弾かせていただきました!感謝カンゲキ!!
フェンダーの小ぶりな真空管アンプ(70年前のもの!)にプラグインすると、指がすいすいと進んでいく感じが不思議なくらい。

持った感じでは軽めのギター。フレットは当時の標準的な細いもの。使い込まれた感ありで、低めなコンディションながら

弾きやすい。しばらく弾いていると左手の指先にハカランダ指板の香りが残るくらい低い。


太めで背の高いフレットに慣れたオイラはいつのまにか、低いフレットは弾きにくい…と思い込んでいて、
これには再認識、、というかショックな出来事でした。

ネットで調べるとアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」ツアーで使用してたストラトみたいですね。



館長さんもスタッフの皆さんもとても気さくな方達でした。ギターリペアも担当されるスタッフさんとも話に花が咲きました。
マーシャル純正のスピーカーケーブルが最もマーシャルらしい音がするとか、

高価なパーツが必ずしも良いトーンを生み出すとは限らないね~など、ひとつ質問すればそれ以上の答えが返ってきます。

 

印象に残ったエピソードとして、 なぜ最初期JTM-45のコントロールパネルはオフセットされたデザインなのか?
正面から見たルックスは確かに「?」なんですが、ハンドルを持つとヘッド全体が水平に保たれて運びやすい。
ジム・マーシャルおじさんはそこまで計算して製作されたんだと教えてもらいました。

アンプヘッドを持ったことがある方はおわかりでしょう?


…その後、ユーザーのリクエストでパネル位置がセンターに変更されてしまい、

重量バランスが狂ってしまったというオチがあるんですが(苦笑)

 

スピ-カーキャビネットのサイズ遍歴や、彼が音響に対するこだわりなどユニークなお話ばかり。

ますますジム・マーシャルおじさんのファンになりました。



ここの試奏室(30分/1.000円)ではヴィンテージ・マーシャルが弾けちゃうのが凄いですよ。
オイラは「1959」だけで30分終了してしまい、完全にペース配分を間違えました(笑)。
お借りした某社のSTも弾きやすく調整されていました。持ち込み可との事なので、次回はマイギター持参で行きたいです!


最後におみやげをいただきました。クリアファイルとDVDとギターピック、そして入館PASSです。
「百聞は一見にしかず」です。是非一度訪れてみてください。オイラは必ずマイギター持参で行きます!素敵な場所ですよ。

 

2014年5月から下記に移転されたようです。

Marshall Museum Japan
 〒742-1511 山口県熊毛郡田布施町下田布施3152 0820-52-4618 (FAX兼)
 http://www.marshallmuseum.jp/

開館時間 12:00~18:00 (要事前予約)

休館日 毎週 水曜日・木曜日
入場料 大人=1,000円 学生(中学生以上)=500円 小学生以下=無料(いずれも1dayチケット・税込)