その13.「ピックガードをつくろう!」 

※参考程度にご覧いただいて、作業は自己責任でお願いします。

ピックガードの作成です。大抵のピックガードは2mm厚の塩ビ板でできています。
身近なもので黒や白、透明(アクリル板)はホームセンターで買えますし、

ギターパーツ専門店では、いろいろな柄の板があります。オリジナルな形状を作ってみてください。

【あると便利な道具】
電動ドリル、ドリル刃(2.0Ф~6.5Фセットで売られているもの)、テーパーリーマー、糸ノコ

【作業開始】
ボディ形状を採寸して型紙を作成し、2mm塩ビ板に形を写し取ります。


外周に沿って電動ドリルでひたすら穴あけ!3.0Фドリル刃を使って127ヵ所…不二子ちゃん機関銃乱れ打ち!みたいな感じです。
今回作成したデザインは、直線の部分があるので手間が省けました。

次にニッパーでカットしていきます。模型用のニッパーは刃先が小さいので好都合です。
塩ビ板から切り出すときはこの方法で作業しています。まぁ、電動の据え置き型糸ノコなんてあると楽でしょうに。
※ アクリル板の時は割れを防ぐ為に、外周を穴あけ後、糸ノコでカットしています。

外周のカットが終わった状態です。

直線や凸部分は平たい棒やすりで、凹部分は乾電池に紙やすりを巻いて削ります。
仕上げたい曲面に合う形状で硬いものであれば何でも使えます。
なめらかなラインが出せたら、紙やすりの番手を上げてキズを消すと見栄えがイイです。

 

各パーツが収まるように穴あけをします。手持ちのドリル刃で合うサイズが無いときは、リーマーを使って穴を広げます。
Vol.とToneポット穴は8mm、アウトプットジャック穴は9mm、トグルスイッチ穴は12mmで加工します。

穴を広げるときは、力を入れすぎると円形が崩れるので注意!

【シングルコイル・ピックアップの穴あけ】
1. 取り付けるピックアップの形状を採寸します。
2. 両端の円の半径を割り出し、穴あけ加工。
3. 2で空けた穴をつなぐラインをカットして整形。

【ハムバッカーなど四角形タイプ・ピックアップの穴あけ】
1. 取り付けるピックアップの形状を採寸します。
2. 四角の円の半径を割り出し、穴あけ加工。
3. 2で空けた穴をつなぐラインをカットして整形。

 

完成ですっ!



【よくある失敗】


このままでは取り付け不可…たっぷりフリーズしました(苦笑)
採寸は焦らずに時間をかけて、何度も確認が大事です。