その4.「ギターの選び方」

オイラなりのチェック項目や判断基準を書き出します。参考にしてみてくださいませ。
微調整することを前提に判断しています。洋服のすそ直しと同じ感覚ですね。無調整で弾けるギターは滅多にありません。

♪ネック編
(右利きならば)左手がずっと触っている大事な部分です。メイプルが大半でギブソン系ならマホガニーでしょうか。

裏面が無着色のものは木目が見えます。なるべく木目がまっすぐなものがいいです。
ネックとフレットの境目にバリが出ていたりすると、手に当たって大変弾きづらいですよ(下の写真・青矢印)。
開放弦の高さもチェックしましょう。高すぎると1フレット目のポジションを押さえたときに違和感があります(下の写真・赤矢印)。

フレットの境目の処理、開放弦の高さが決まるナット溝の深さ調整はギター職人の腕の見せ所でもあります。
この2点はこだわりたいチェックポイントです。

♪ボディ編
価格帯で差が大きく出る部分です。メ-カーにもよりますが、廉価版にはコストの安い木材を使っています。
加工しやすいポプラやバスウッドならいいほうです。中には名前もわからんような板の合板も見受けられます。
4~5万円までのギターの大半は東南アジアでつくられていて、現地調達しやすい木材を使うのは当然なのかもしれません。

いくつかのピース(同じ材)を貼り合わせてボディ1枚分の大きさに形成されます。
メーカーによっては2ピース、3ピースとカタログ表記しています。フェンダーは当時から2or3ピースが主流で、

1枚板のボディは多くありません。 表&裏面に木目が見えるカラーの場合は化粧板が貼られ、貼りあわせの境目が

わからないようになっています。 ボディ材にこだわるなら低価格帯のギターは避けたいところです…正直。

♪パーツ編
低価格帯の、ブリッジやペグなどの金属パーツの材質はダイキャストが多いです。ペグは精度がよくないと

チューニングが安定しません。
心臓部のピックアップは、チープなサウンドが「これまた善し」となる場合があるのでアンプで音出しして判断ですね。
悪い意味でチープなサウンドだったり、ノイズが多すぎると要交換です。

♪実際に弾いてみるとき
6弦開放を利き手の親指でベチンをはじいたとき、音に「ハリ」があるか?
ネックを握った手の平に、弦の振動が伝わるか? 

書き出すと、結構細かいですね(笑)